内灘エンゼルス -石川県学童野球連盟-

大会名：河北(かほく)郡市学童野球ジュニア春季大会

◇1回戦(津幡小グラウンド）(2019/06/22)

雨のため1時間遅れで始まった初戦
相手は「向粟崎イーグルス」お隣のチームです。

両チームの4年生には同じ学校で同じクラスの子もいます。
チームは違うけれど野球をしている仲間として仲もいいんです。

前日の放課後、一緒に下校し
「バイバイ！また明日ね！」と言って別れてきた子もいます。

それが一夜明けると対戦相手…
友達なのに対戦したくない…でもやるからには負けたくない…
複雑な気持ちを胸に秘めたまま整列…

「おねがいします！！」いつも以上に大きな声で挨拶を交わし
試合が始まりました。

エンゼルスは先攻です。
この日のためにバッティングを猛練習してきました。

1回の表、先頭打者が塁に出ると、2番・3番とそれに続きます。
なんと初回に3点先取！

すごい！野球になってる！

新チームになったばかりの半年前は、ルールはおぼつかない
サインは覚えられない、打てない、取れない…
春までに野球になるの？？？不安がいっぱいでした。

それが、相手を３者凡退で抑え、
２塁打・３塁打を打ち、ホームに懸命に戻ってくる…
信じられないくらい大きな成長です。

3回表、
自分の打席で三振になってしまったことが悔しくて泣いている団員がいました。

その姿を見た仲間が
「泣くな！俺たちが絶対にもう一回打順くるように頑張るから！」
「うん！絶対に打順まわそう！だから次は打とう！」
そういって、声をかけていました。

正直、子どもたちからそんな言葉が出たことに驚きました。

野球をさせた理由に、礼儀正しくなってほしいとか、
協調性や仲間を思う気持ちを学んで欲しい…そう思って幼いころから
野球をさせてきました。

でも、いつの間にか親が思っている以上に成長していたんです。

９番バッターから始まった4回表、
泣いていた団員は６番…。
なんとしてもそこまで持ちこたえたい！
小さな子どもたちの執念…
必死に打順を繋いでいきます。

そして

仲間の想いが届きました。２アウトで迎えた６番！
みんなの応援の声がより大きくなります。
強い当たりでしたが、サードに押さえられ３アウト！

でも戻ってきた団員に涙はなく、
仲間も「いい当たりやったよ！」「守りがんばろ～」と声かけ！

いいチームになったなぁ～心からそう思いました。

結果は、9-5でエンゼルスの勝利！

公式戦初勝利！の嬉しさはもちろんありますが
今日は、子どもたちの心が大きく成長していたことに
一番の収穫を覚えた日でした。

エンゼルスジュニアおめでとう！
あしたも頑張ろうね！

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