女子プロ野球の誕生、高校女子硬式野球部の全国的急増、プロ野球チームによる女子チームの誕生など、近年は女子硬式野球の環境整備が進むにつれ、女子硬式野球選手も増加し、また注目度も格段に増してきています。
リトルシニアにおいても、2010年LSレディーズ(関東)の誕生で選手数は二桁台となり、2016年にはNEWガールズ(関東)、関西レディースと二つのチームが誕生しました。2018年にはリトルシニア初めてとなる女子選手のGirls Championship開催を前に、プレ大会(札幌)が開催されました。約100名の選手が試合に交流会にと、女子選手だけの大会を堪能しました。2019年には、北海道Girls、九州エンジェルスも誕生し、徐々に選手層が厚くなりつつあります。
そのような中で、「中長期的な見地に立ってリトルシニア女子野球の環境を整備する必要がある」との基本方針が2020年、日本協会で決定され、具体的な施策等を検討する機関として、女子委員会が発足しました。構成は4~5名程度の本部委員と、地域の状況把握と施策の実行部隊としてのワーク委員を各連盟から選出することになっています。
検討項目はルール、広報、財源確保、指導者を含めた人材育成など、ハードからソフトまで多岐にわたります。直ぐに着手できるものもあれば、数年のスパンで検討するものもあります。コロナ過でなかなか思い描くような活動は出来ていませんが、まずは選手からも要望が多い「広報の充実」を一歩と考え、HPを開設することと致しました。将来的にはインスタグラムやフェイスブックなどのSNSにも挑戦できればと考えています。
また、分かりやすい目標値としては、2022年には全7連盟に単独チームの結成と、約200名の女子選手の在籍を目指しています。
今後とも女子選手の野球環境の充実に努めて参りますので、皆さんのご協力をお願い致します。
女子委員会・委員長 山田 祐爾