4月6日〜27日に行われました全日本選手権四国大会。
まず、愛媛中央リーグ5チームによる
総当たりのリーグ戦で1位のみが東リーグとの決勝に進出。
今回の港南メジャーチームは、中学生3人、6年生1人、
他は先日までマイナーだった5年生という編成で挑みました。先頭で戦う先輩の背中にどこまでしがみついて戦えるか、去年この四国大会を制覇した実績へのプレッシャーもある中で、保護者も期待と不安で押し潰されそうになりながらも一丸となって応援します。
初戦の相手は北条リトルさん。
初戦の立ち上がりはとても大事。と思いきやいきなり満塁のチャンスを作ります。そして、5番スラッガーの走者一掃タイムリーなどで4点を先制。勢いのままいきたいところが、北条リトルさんの硬い守りに阻まれその後こう着状態。しかも1点返され流れが傾きかけた中、また5番が見せてくれます。放った当たりはランニングホームランで追加点。試合を決定付けます。投げてはエースの好投、終盤での継投などみんなで守り抜き見事初戦突破。
2回戦の相手は砥部リトルさん。
とにかく実力派の砥部リトルさんに対して、どう抑えるか、どう攻略するか、全てが試される絶対に落とせない一戦。この試合も我がエース先発のレギュラーメンバーで挑みます。しかし、緊張からか初回の立ち上がりに苦しみ2点先制されます。その後は立ち直しますが、攻撃では相手エースをなかなか攻略することができずに苦しみます。何とか1点返して試合の流れを引き寄せたい港南チーム。しかしその裏、砥部リトルさんの打線が再び襲いかかり、港南の守りのミスも重なって一挙5失点。その後も諦めずに攻守共に気合いで頑張りますが及ばず、非常に痛い敗戦となりました。
3回戦の相手は道後リトルさん。
この試合を落とすと他チームの結果次第で敗退濃厚となる負けられない戦い。その先発に上がったのはなんと5年生バッテリー。いくらなんでも相手は上級生。応援に来てくれたマイナーチームも含め、応援席は期待と不安でザワザワ。しかし、この采配がハマります。
「打たれても俺たちが獲ってやるから自信持って投げろ」と言わんばかりにどっしりと構える先輩達、それに応えるかのように3回までパーフェクトピッチング。後半何回かピンチを迎えるも、道後リトルさんの長打性の当たりを先輩外野手が次々と阻止。最後の最後までスコアボードにゼロが並びます。しかし、最終回2アウトで満塁のピンチ。さすがの道後リトルさん3塁ランナーが一瞬のスキをついてホームイン。これが決勝点となり涙涙の敗北。あと1点、あと1アウトに泣く悔しい試合でした。
4回戦の相手はえひめリトルさん。
今大会これまで全勝の強豪えひめリトルさんとの対決。もはや失うものが何も無い港南チームは全ての力をこの試合にぶつけます。やはり最後は頼りのエース先発で始まります。立ち上がり両ピッチャー好調で、ともに譲らず無得点。しかし2回、強力えひめ打線にエースが捕まり、3ベース3本被弾で2失点。その後は一進一退の攻防が続き迎えた4回、港南チャンスを作ると今大会好調、あの5番スラッガーが3ベースを放ち1点を返します。なおもランナー3塁のチャンスを作りますがあと一歩得点ならず。その裏えひめリトルさんに追加点を許し1-3。その後は両チーム得点が無くこう着状態。迎えた最終回、必死に食らいつこうとバットを振るも得点ならず今大会最後の試合を締め括ることとなりました。
この大会は、本当に厳しい結果で全力で戦った選手達は悔しさでいっぱいだったと思います。
ただ、テレビ愛媛杯が終わるとすぐに新チーム編成をし、短い期間で練習を頑張ってきた選手達の姿はとても立派でした。
後輩を一生懸命導いて戦ってくれた先輩達。それに応えてハイレベルな練習や試合に気持ちで負けなかった5年生。子供達へ朝から晩まで捨て身でご指導頂いた監督コーチの皆様。大会準備など多方面でご協力頂いた保護者の皆様。
改めて港南リトルの絆を深めた大会でした。
これからはこの大会の経験をバネにそれぞれ次のステージへ。
中学生はリトル最後を締め括る選抜大会へ。
5年生はかつてのマイナーメンバーでMLBへ。
悔いのないように頑張れ!港南!
最後に、対戦して頂きました北条リトルさん、砥部リトルさん、道後リトルさん、えひめリトルさん、大会を運営して頂きました全ての関係者の皆様に感謝を申し上げます。