卒団を間近に控えた8月、宝塚シニアでは恒例の入団と入れ違いで卒団された世代とのOB戦が開催されます。
小学6年生の時、どこに入団するか少なからずHPを参考にすると思われますが、そのメインで掲載されてる成績の多くは当時の3年生のものが多いはず。恐らく、入団に多少の影響を及ぼした可能性のある選手達との試合となる訳ですから、なかなか粋なイベントです。
現3年生(42期生)の相手は39期生。
この39期生は3年前、日本選手権大会に出場した世代。
自ずと42期生の鼻息は荒くなります(笑)
俺達だって西日本選手権大会に出場したんだ!!
監督の粋な計らいで、OBは現在の各高校でのポジションではなく日本選手権出場当時のスタメンで組まれました。
これにはOBの保護者も『懐かしい』と盛り上がり会場は大賑わい。
凄かったのは現役42期生の気迫を感じるプレー。
この前まで現役だったOB投手陣の球を臆す事なく喰らいつく姿は、何が何でも打つ!という気迫を感じました。
こういう姿勢がもう少し早く出せていれば、もっと良い結果が出ていたかも…いや、西日本選手権に出場した事が自信に繋がっての姿勢なのか?
結果は3-2で現役42期生のサヨナラ勝利。
エース中西(恵)の緩急ある投球はOBを打ち取り、捕手でキャプテンの田中(雄)のリードは的を絞らせない配球。
守備に大きな乱れなく安定した内容。
最後の樋渡のヒットは完璧でした。これぞ本来の力!4番の適正!
みんなが一丸となれば強敵にだって勝てるんですよ。
このことを来週の卒団記念大会だけでなく、今後もずっと忘れないで試合に挑んで行ってほしい。
そして3年後は、来年入団してくる選手達に今度は自分たちがOBとなって同じように教えてあげてほしいものです。