これまでチームを引っ張ってきてくれた6年生7人を送り出す卒団式が行われました。会場は雑司が谷公園丘の上テラス。木造作りの部屋は5年生の保護者を中心に6年生への感謝を込めて飾り付けられました。
ことしの6年生は、1年生から入団した選手が3人もいて、“野球が上手い”代でした。元気も勢いも十分で、このチームなら勝ち上がれると誰もが期待したチームでもありました。練習の成果もあり、区内の強豪とも接戦に持ち込める力量のあるチームに成長しました。プレーに対する思い入れも強く、うまくいかなかったときの悔し涙は何度みたことかわかりません。その分、うまくいった時はみんなで喜び合い1000倍の笑顔を見せてくれました。熱い情熱と熱いプレーが後輩たちを引っ張って行ってくれたことは間違いありません。
そして、奇しくもこの7人が「高南ホークス」としての最後の卒団生となりました。創部から69年、おそらく69回目の卒団生です。さらに、お別れすることになったものはほかにもあります。胸に大きく「高南」と書かれた伝統のエンジ色のユニフォームともお別れです。卒団式では選手全員がユニフォーム姿で参加して記念撮影。別れを惜しみました。
ホークスは今月から新たなユニフォームで正式に「目白高南ホークス」として試合に挑みます。長年ホークスを指導してくださっているコーチからは「高南ホークスを作ったさとうさんも、目白ベースボールクラブの前身目白スターズを作ったごとうさんもきっと天国で応援してくれているはず」とお話しくださいました。
6年生の未来にエールを送りつつ、目白高南ホークスは新たな歴史を刻み始めます。