平成25年3月 正式登録名を「名張ボーイズ」に変更しました
私たち名張ボーイズは、名張・青山地域およびその隣接地域(以下「地元」または
「地元地域」と記載)における地元中学生を主たる対象とした、日本少年野球連盟
(愛称:ボーイズリーグ)三重県支部に所属する硬式野球チームです。
1 設立趣旨
当チームは、学童野球が盛んな地元地域において、かつて硬式野球が主流の高校野球
さらには大学・社会人…そしてプロ野球)に通じる“中学生を対象とした硬式野球チー
ム”がなく、そのため硬式野球の指導を本格的に受けるためには、他地域の硬式野球
チームへ通わなければならないという、地元少年たち(あわせて保護者の方々)にとって
不便な状況があったことから、彼らがもっと身近に硬式野球の指導が受けられる
よう、地元少年のために地元地域において設立された、ボランティアによる非営利団体
です。
2 指導方針
私たちの指導は、単に高校野球等に通用する硬式野球の技能
(基本と技術向上のみを目的としておらず、野球を通じて
○ 心 ~ 礼儀、感謝および互助の精神
○ 気 ~ 忍耐力と判断力
○ 体 ~ 頑健かつ健康な体
を錬磨育成し、もって次代を担う少年たちが、素晴らしき社会人へと育つことをテーマ
として指導に努めています。
~ 参 考 ~
名張ボーイズ 会則(抜粋)
【目 的】
第3条 チームは、(財)日本少年野球連盟(愛称:ボーイズリーグ)の憲章を尊重のもと
に、三重県支部の規約・規則を尊重し、中学生を対象に正しい硬式野球のあり方を
指導するとともに、、青少年の健全育成に努めることを目的とする。 …以下省略…
保護者の皆さんは、硬式野球のクラブチームにお子さんが入団されることに関して色
々と戸惑いがあると思います。例えば「保護者の負担問題」や「硬式野球そのものに関す
る疑問」また、「名張ボーイズというチームの特徴と指導方針」等々、多くの問題点や疑問
点等があると思われます。私たちは、入団しやすい環境作りのため、チーム運営あたって、
下記のとおり問題点の解消と疑問や懸念等の払拭に努めています。
① 保護者負担の軽減化
○ 選手の送迎について選手の送迎は、基本的には各保護者の方にお願いしますが、家庭
事情や急用等、送迎ができない時は、スタッフにより、付近の駅・バス停等主な場所から
の送迎をいたします。
○ 保護者の使役等について当チームでは、保護者のお茶当番(選手などの飲料水の準備
と 収納(練習の始めと終わりのみ)~その他は中学生である「選手」がほとんど行います
ので、学童野球に比べ、ずっと負担は少なくなっています)をローテーションで行ってい
ます。また、専用グランド等の整備が必要な場合は、保護者の方にお願いする場合があり
ます。
しかし、家庭事情など都合がつかない時は、事前に連絡していただければ、可能な限り
当番の交代、都合がつく方の代行、またはスタッフにより対応します。
○ 試合等の参加について
当チームは専用グランドを保有していることから、練習試合による遠征等は少なく(公
式戦は除く)、従って選手の搬送等、試合における保護者の方の負担をできる限り少なくし
ております。ただ、自主的に試合の応援やお手伝いに参加していただくことは、大いに歓
迎いたします。
② 選手の日常生活について
当チームの練習は前記のとおり、基本的には他のチームと同じく土・日曜日および祝日
において練習を行っています。そこで問題になるのは、平日の選手の過ごし方です。
当チームの選手の多くは中学校のバスケットボール、テニス、卓球および陸上部などの部
活に在籍していますが、当チームは以下の理由により、平日他のスポーツ(部活)をする
ことを薦めています。
なお、スポーツ(部活)をしていない選手は下校後、自らランニングや素振りなどの自主
練をするとともに、余った時間は塾などの勉強時間に充てており、自主性向上と学業向上
(?)に努めています。
※ 多くの方は、野球以外のスポーツをすることについて、「野球には関係がなく、無駄で
はないか」と考えがちですが、むしろ複数のスポーツをした方が、子供の運動能力を高め、
結果的には野球一筋の子供より、野球技能と体力の向上につながるといわれています。
現実に米国の中学生は通常2~3種類のスポーツをしているそうです。
③ 野球用具について
硬式野球用具(グローブ、バット等)は、軟式野球用具に比べて高価であり、そのため
硬式野球への移行ができない原因の一つでもあります。
しかし、バットおよびミット類は当チームの備品として誰でも使えるよう用意しています。
また、グローブは個人持ちですが、軟式用またはソフトボール用のものを使っていただい
ても結構です。(実際、使い慣れた軟式用のグローブを使っている選手がいます)。
小遣いが貯まったとき、または硬式野球をすることに自信が出たときに硬式野球用具を購
入されたらいかがでしょうか。
④ 当チームの特徴について
当チームは他チームにない特徴と利点を持っています。
○ 選手の指導等について
当チームは少人数ですが、少人数の長所を生かした指導と運営に努めています。
つまり、練習にあたっては、選手に対してマンツーマン的に選手個人の能力や個性に合致
した指導を行っています。また、試合にあたっては、選手として出場するチャンスも多く
あり、またその配意もしています。なお、指導方針については当ホームページのチーム紹
介について述べていますが、高校野球に通用する「技能向上」を第一義としておりますの
で、試合においては勝利にはこだわりますが、それ以上に「いかに将来において大きく成
長するか」をテーマとして、選手の能力や個性に合致した長期的視野に立った指導に取り
組んでいます。
○ 卒団生へのきめ細かいサポート
卒団後も卒団生に対しては、高校野球において一日でも早く活躍できるよう、在団生と
分け隔たりなく野球指導を行っています(卒団生には団費はいただいておりません)
○ グランドの使用について
当チームは専用グランド(名張ボーイズ野球場)を保有していることから、平日は保護者等
責任ある立場の大人が立ち会っていただければ、練習のため、自由に使用していただいて
結構です。
○ アットホームであること
少人数であるがゆえ、代表以下各役員、指導者及び保護者は絆野に立った指導に取り組
んでいます。きっと、チームの雰囲気になれると思います。
⑤ 中学野球部(軟式野球)と硬式野球クラブについて
よく耳にするのが、「軟式も硬式も野球に変わりはない。だから、中学校の野球部で十分
だ。」「毎日練習する野球部の方が、うまくなる。」さらに「硬式ボールは軟式ボールに比べ
て、中学生の体には負担が大きい。」等といわれる方が多数おられます。しかし、お子さん
が高校野球を含めた野球への夢を抱いているの であれば、以下の理由により硬式野球を
お勧めします。
○ 甲子園、プロ野球等における硬式野球出身者の割合の高さ
確かに、中学野球の主流は軟式野球部であり、プロ野球や高校野球において、軟式野球
部出身の優秀な選手が多数いることには間違いありません。しかし、ある野球専門誌によ
ると甲子園出場選手の硬式野球クラブ出身者の割合は年々増加し、(平成19年)春のセン
バツ(甲子園)大会では、ベンチ入りした硬式出身選手の数が、軟式出身選手の数を上回
るとともに、さらには2006年の高校生ドラフト一巡目指名を受けた12名中、9名が
硬式出身者であったとのことであり、軟式野球(中学野球)が多数の競技人口から考える
と硬式野球出身者の割合の高さが、ご理解いただけると思います。
○ 指導体制の充実
硬式野球クラブの指導者は、高校や大学それに社会人野球の経験者(中にはプロ野球経験
者も多数います)であり、指導体制も監督やコーチ等複数の指導者が質の高い指導を行うな
ど充実しており、高校野球に通じる専門的指導を十分に行っています。高校に入学(野球入
部)した際、その差は歴然とします。
○ 故障防止への配意
たしかに硬式ボールは軟式ボールに比べて重く、体への負担が大きいことに間違いあり
ません。しかしだからこそ当チームを含めた硬式野球クラブは、けが等故障の防止には細
心の注意を払っております。具体的には、日本少年野球連盟において投手の一日の投球回
数を制限するなど、故障防止のための厳格な規定が定められているとともに、各チームに
おいても練習前後の徹底した準備(整理)運動とボールの投げ方など基本動作の徹底指導(こ
の「基本」が高校野球に通用します)を行い、故障防止に努めています。
ですから、肘や肩など体の負担を考慮した場合の故障者数は、むしろ軟式野球に比べて少
ないといわれています。
○ 練習に対する集中力の高さ
練習は、毎日練習する中学野球部と違い、当チームを含めた多くの硬式野球クラブは基
本的に休日のみ練習をしています。
しかし、その分、練習に対する選手の集中力は高く、無駄のない意義のある練習に取り組
んでいます。また、私たちも「量より質の高い」練習と指導に努めています。
※ 一度、ボーイズリーグなどの硬式野球の試合をご覧いただければ、各選手の高レベル
なプレーに驚かれると思います。