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〜監督の思い〜

〜監督の思い〜

チームコンセプト(父母に対して)

練馬中央のコンセプトはチーム立ち上げ当初より「バスにさえ乗せて頂ければ面倒を見ます!」であります。 ご家庭の事情(下の兄弟事情・仕事の事情・片親など)で硬式野球を諦めることはしないで欲しいと思います。 その主たる理由は、父母の会が規則的な当番制を持たずご協力頂ける方々が中心になって運営して頂いているチームだからです。

父母会長や父母代表の役職は作っていません。各期に連絡係を作り、常に監督と直接父母たちが会話してチームからの指示・相談・お願いをする方法で運営しています。まずは指導者・スタッフが先導してチームを運営し、指導者・スタッフが出来ないことを親御さんにお願いするスタイルです。

当然グランドや敷地内の草刈や修繕、美化清掃などの仕事はあります。気持ちよくやって頂ける方々でやって頂くことが大事だと考えます。嫌々に文句を言いながらやって頂くならばグランドには来ないで良いと伝えています。そのかわり来られない方は頑張っている方々の方針に一任して頂くことを条件にしています。

軍隊化することは簡単です。返って自主性でやって頂く方が難しいかもしれません。しかし理不尽なルールや強制が生まれないことが大事と考えます。

親御さんにも気軽にグランドへお越しいただき作業は楽しく頑張って頂き、選手たちの成長を間近で見て欲しいと思っています。

 

指導理念

指導者であると同時に教育者でありたいと思っています。

「下手くそでも今持っている力と技を駆使して正々堂々戦う」ことが大切です。

高校野球で野球を続ける選手を育成するために指導していますが、勝利至上主義ではなく常にレギュラーばかりを重視するような指導はしていません。原則全員同じ量の練習を行います。そして技術だけでなく仲間を想う気持ちや組織の中でリーダーシップを執れる選手、協調性ある行動が執れる選手を育てることも大切だと考えます。死語であるかもしれませんが、「硬派であれ」と指導します。

頭が良くても悪い人はいます。頭が悪くても善い人は沢山います。やんちゃであっても、おとなしい子でも嘘を付かず誠実で自分の行いに責任を持てるよう成長してくれたら嬉しく思います。そして同輩・先輩・後輩・先生・上司と行く先々で慕われ可愛がってもらえ、「あいついい奴だな」と思われる体育会系の選手を育てたいと思っています。

 

ひとつの学年の人数は原則20名以内

過去一学年30名以上の代もありましたが、一人当たりの練習量・実戦経験を考えた場合原則20名以内でと致しました。ですから希望者が20名になった時点で一度締め切らせて頂きます。※編入・移籍はその都度ご対応いたします。

高校の方と話す機会が多いですが、大会の経験があるか無いかも重要視されたりします。ひとつ学年の大勢が多いところではなかなか集中した練習や大会での出場が不満足に終わってしまう投手や野手は少なくありません。一人当たりの練習量と試合経験を積んでもらうためにも定員制をとっています。

是非高校野球への手助けさせて頂く意味でも練馬中央へお越しください。

 

文武両道が大事な柱(検定にも理解)

野球選手である前にひとりの中学生です。中学生において好きなことを続けるために必要なことが勉強だと思います。それは自分の成績を上げるために必要な解らないことや疑問に思うことに対し調べ、工夫し、結果を出すことが学びであり、それは野球だけではなくいろいろなことの習得に繋がると思っています。

「今何を教えたか?」と質問しても言えない子が多いのです。頭では分かっていても言葉に出来ない場合もあります。質問のポイントを抑える!そういったことの繰り返しで高校へ進む為の力を付け、点をどう取るかの姿勢を身に着けて欲しいと考えます。また練馬中央では技術・信頼・勉強が背番号に繋がります。レギュラーであっても成績に1が付いた場合には一桁の番号は与えることが出来ませんし場合によってはスタメンから外す場合もあります。チーム代表になる要素に欠ける判断となります。チーム士気関わる大会期間では遠慮して頂きますが、5段階の成績の他に高校によっては英検・数検・漢検が加点になる場合もありますので検定・模試など希望に応じてチーム活動を休むことも出来ます。

 

食事・補食(コロナ渦での対応)

まず先に練馬中央では上級生のご飯は1kgの白飯を食べられるおかずの量、下級生(1年生は8月中旬から)は800gの白飯を食べられるおかずの量が原則としています。※カレーなど丼もの可・チャーハンも条件付きで可

身体を作る!大きくなりたい!と思うならば自ら食に意識をさせる指導です。

強制的に食べさせても食が恐怖になってしまうケースも少なくありませんからあくまでも自発的に食べる!が大切になります。

昼食時間とは別に練馬中央では補食の時間が基本的に午前午後あります。

食べられる選手は昼食とは別に補食(おにぎり・菓子パン)を持ってきます。

しかし反対に昼食を時間内で食べ切れない選手もいます。そこで考え方を1日としてとらえ、午前午後の補食の時間も含めたトータルで食べ切れる努力を認めるようにしました。

補食はコロナ渦での体調不良を軽減させることにも繋がることとなりました。

世情としてコロナ渦で発熱というのは病院側にも懸念されることとなり熱中症との兼ね合いが問題になりました。チームとしては熱中症にならない工夫が必要と思い下記のことを実施するようになりました。

補足として経験上熱中症・熱中症でなくても調子が悪くなる選手は午前中やお昼前(昼食前)が多く明らかにエネルギー不足なのです。

◎熱中症になる子の大半が「寝不足」・「朝ご飯を食べてきていない」なので朝アップ終了後補食の時間を作ることにした。

◎クールビズを取り入れチーム短パン・チームTシャツでアップさせ補食後練習着へ着替えさせる。

過度な選手ファーストは甘やかしになってしまうことも考えられますが、選手ケアという視点でメリハリを持って厳しく指導したいと思います。 昨今取り沙汰されている指導方法の完成系がどれなのかは分かりませんが、模索しながらも練馬中央は練馬中央らしく選手の将来の為にやれることをやって行きたいと思います。

 

 

その選手のイメージを大切にして野手は2ポジション以上

学童の時のポジションとは関係なく、また外野・捕手・投手・一塁手に関係なく内野としてのゴロ捕りの基本を理解させ3年間反復させることに重点を置いています。 良くあるのが遊撃手で入団、捕手で入団、雰囲気を持っていてもレギュラーを取るほど身体やパワーが無い選手が試合に出るために外野をやったり一塁をやらせてみたりしますが、高校へ行くまでの間に身体も出来てきた場合にはやはり本人に似合ったポジションに戻して高校へ送り出したいと思って指導しています。 うちのような中堅チームが実感しているのは、3年生が最後の大会を終えてから秋・冬と身体が出来てくる選手が多いのです。現役の時に打てなかった柵越えのホームランが打てるようになったり、捕手がセカンドまでの送球が素晴らしくなったりするのです。それがたまらなく嬉しく、本当に高校へ行くぎりぎりまで成長させたい思いがあります。

 

打撃は遠くへ飛ばす技と自分なりの強い当たりを打つこと

打撃センスがある選手でも高校へ行くとホームランを狙って練習できる選手はまれです。 大半の選手は短く持って対角へ、センターへと指導されます。もちろん私もしっかりとスイングをしてヒットを狙った強い当たりの延長がホームランだと思っています。 私は強打で知名度のある帝京出身であります。当時の私の代は160cm台がレギュラーに4人もいた歴代で一番小さい代でしたが、私を含みその4人とも柵越ホームランを打てる技術を学び身に付けていました。 中学硬式においても小さい選手には短く持って、という指導は当たり前ですが、非力でも遠くに飛ばす技術を身に付けさせ身体待ちをさせあげたいと思っています。 しかし実践においては力も無いのに遠くへ打とうとしてもただの外野フライにしかなりません。 あくまでも実践で通用する打ち方と遠くへ飛ばす打ち方は別のものだと理解もさせて指導し、成長に伴うパワーが重なった時にその成果が出るものだと考えています。 高校ではなかなか狙った練習が出来ないのですから在団中に一人でも多く柵越えを味あわせたいと思っています。 中学最後の大会が終了後も高校へ行くまでの期間は特に昼休みの3年生のフリーバッティングは高校へ行くまでの飛距離アップの格好の練習です!柵越えの醍醐味を経験させて高校へ行かせたいです!

経験を積ませる為に我慢我慢です

まず練馬中央では下手くそでも今持っている力と技を駆使して正々堂々戦うこととしています。隠し玉などを教えるつもりはありませんし、ラフプレーや相手を中傷するような野次はさせません。

良い選手が揃っていれば選手采配でも勝てますし、練馬中央も優勝などの賞を頂いた実績もあります!しかし日々の大半は少年野球時代に経験の浅い選手や身体が出来ていない選手を育てる時間に費やします。そういった選手を練習試合に起用する場合においては「絶対に勝て!」は通用しません。負けを覚悟した起用を繰り返さなければ成長はありえません。身体の大きさや経験不足により1年・2年で適わなかったものが3年で出来るようになったとき新戦力とて起用できると思っています。もちろん良い選手が揃っていたり、成長をした選手が増えたならば勝利にこだわる采配を致しますがそこへ到達するまでには茨の道も覚悟の上です!我慢我慢の指導を信念に行っています!

 

姿勢や基本運動

常勝のチームとは違い非力であったりする他に走る姿勢が悪かったり、基本的な身体の動きが出来ない選手も少なくはありません。昔は成績は悪くても体育は5という選手は多かったですが最近ではそうではないのです。トレーニングの一環ではありますが、単純に歩く姿勢走る姿勢、身体全身を使った基本運動的な要素のトレーニングも取り入れバランスの良い身体つくりを3年間掛けて出来たらと考えます。

 

非力な選手・技術の無い選手

投・捕・打において形を作り身体の成長待ちの選手を作ることが大切だと考えます。身体のある、技術のある選手は更なる技術向上と甲子園も視野に入れた進学指導をしますが、そうでない選手も根気良く諦めず指導しています。先ほども述べましたが最後の大会後に背が伸びてきたり、体格が良くなったりする選手も多いので高校入学の直前まで練習する環境を与え指導しています。

 

高校への指導

毎年2年生の秋から冬に進路希望調査を行い、3年4月以降も都度希望調査行いその選手に合った進路指導を心掛けています。また中学での成績の管理も行い落ちこぼれることの無いように注意を払っています。その選手が良くなるのであれば中学校側と連絡を取り、連携して善い方向に向かって欲しいと指導しています。※公立が第一希望の選手も同様です。 高校選択はもちろん希望と実力と学力の兼ね合いとなりますが、最大限誠意を持って対応しています。希望校が定まった場合、成績が落ちないように配慮もしますし、高校側へも技術や状態なども報告を行ったりしています。

 

理不尽について

基本的につじつまが合う指導を行えば理不尽と思われてしまうことは無くなると思っています。 選手の体力と精神力が低い選手が向上心を持てず指導者の求めるハードルとギャップが生じた時に理不尽を感じることが多いと考えています。また連帯指導を行う場合にも生じる可能性があります。しかしなぜそのハードルが必要なのか、なぜ連帯が必要なのかを説明と理解を繰り返せば必ず埋まるギャップだと思っています。

また厳しい言動はあってしかるべきです。私もきつく傷つける言葉をあえていう時もあります。しかし選手の良いところを褒める数の方を多くする様に心がけています。そして言いっぱなしはせず、何でそう言われたのか、今後どうすれば良いかというフォローを怠らないようにすることが大切と考えます。

 
 
 
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