一般財団法人「日本リトルシニア中学硬式野球協会」は、中学生を対象とした硬式野球チーム
の組織です。
1972年に日本リトルシニア協会として発足。「リトルシニア」とは「リトルリーグのお兄さん」
という意味で、リトルリーグを終えた選手たちがそのまま中学生になっても硬式球を握れる場所、
少年野球時代に軟式野球をやってきた選手が、高校野球に向けて硬式球を握って練習や試合が出
来る場所としてスタートしました。
2005年にはリトルリーグと合併し、公益財団法人「全日本リトル野球協会」として財団法人
になりました。
野球を愛する中学生に、硬式野球を正しく指導し、国際的スポーツマンとして強健な身体と
健全な精神を涵養することが委員会の理念です。2012年、公益法人制度改革に伴い、リトル
リーグと分離してリトルシニア単独の 一般財団法人「日本リトルシニア中学硬式野球協会」
を設立しました。
チームは年々増え、連盟も関東、関西(四国、中国を含む)から、北海道、東北、信越、東海、
九州に広がり、現在では全国で7連盟(2023年4月末現在)が活動、約21,100人の選手たちが
所属しています。
●北海道連盟 …34チーム
●東 北 連 盟 …62チーム
●関 東 連 盟…213チーム
●信 越 連 盟 …40チーム (新潟ブロック12、長野/東北信ブロック13、中南信ブロック15)
(新潟ブロック所属12チーム)
新発田、新津五泉村松(NGM)、新潟江南、新潟北、新潟東、新潟西、新潟、
三条、長岡、長岡東、柏崎、上越
●東 海 連 盟 …46チーム
●関 西 連 盟…131チーム (四国、中国を含む)
●九 州 連 盟 …30チーム
計557チーム
各連盟単位で活動し、それぞれ春季大会、夏季大会、秋季大会を行います。秋季大会(新人戦)
を勝ち抜いたチームは、翌春の全国選抜大会へ、夏季大会を勝ち抜いたチームは、8月に明治
神宮球場などで開催される日本選手権大会へ出場することができます。
2017年には、増加傾向にある女子選手を対象に新たに「girls championship」大会を設け、
高校や女子プロを目指す女子選手の受け皿となっています。
国際大会にも積極的に参加しています。まずはIBAF(国際野球連盟)が主催する「AA世界
ユース選手権大会」への出場。これは中学生世代のオリンピックとも言われる権威ある大会で、
第1回大会から毎年、リトルシニア単独で日本代表選手を派遣していました。
2009年以降は日本中学硬式野球5団体から選手を選抜して参加することになり、前回はリトル
シニアから6名の選手が派遣されています。その他、MCYSA全米選手権大会、日台対抗国際
野球大会、台北市国際野球大会などにも選抜チームを派遣しています。