都市部では、中学硬式野球チームが多く存在し、中学生の頃から硬式野球に慣れ基礎をしっかり身に付けることで高校進学後から直ぐに高い技術でプレーすることが出来る選手が多く、高校の指導者も強化している為に、地方との高校野球のレベルに差が生じてしまいます。そのことから、有望な中学生は地元の高校では甲子園出場の夢や目標が叶いにくいと判断し、都市部の強豪私立高校へ進学してしまい、その結果地元の高校野球のレベルが依然として高くならない悪循環が起こっております。
《中学・高校・大学の野球一貫サイクルの構築》
中学生の段階から硬式野球の基礎と高い技術を身に付けた選手達が、地元の高校に進学することで強豪校に作り上げ、東京農業大学北海道オホーツク硬式野球部に入部し、プロ野球選手や社会人野球へ進んだ後に、地元の指導者となって子供達に夢を与えるサイクルを作り上げる事が必要であります。
このサイクルが斜網地区全体に根付くことで、都市部の高校や大学に進学せずとも、地元にある全国クラスの大学硬式野球部に身を置き、技術を磨く事でプロ野球や社会人野球への道が開ける事を理解して頂く事が、今後の選手流出を防ぐ事になります。
また、選手が地元に残り活躍する事で地域全体が活性化され、地元企業の協力を頂きながら地域一丸となった取り組みに繋がって行くと考えております。
《中学硬式野球チーム・大空リトルシニア球団とは》
大空町を拠点に、斜網地区(大空町・網走市・美幌町・小清水町・清里町・斜里町)の小学6年生と中学生を主体とし、野球技術の向上はもとより、地域活性化や青少年健全育成の視点から社会通念上の教育を心掛けた球団を目指します。
《活動の目的》
①野球レベルの向上
斜網地区は全道的に見ても野球の盛んな地域ではありますが、中学校へ進学後に才能を伸ばせずにいる選手が多いため、 硬式野球経験者であり指導実績のあるスタッフのもとで硬式野球の基礎から教え、個人の技術向上はもとより、高校野球も視野に入れた斜網地区の野球レベルの底上げを考えております。
②地域活性化
現在、日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟には36チームが加盟しております。試合や合宿などを行うことで多くの選手やその御家族・球団関係者が訪れることにより、地域に活力をもたらし、またチーム名に大空町の名前を付けることで地元のPR活動の一端を担えるのではないかと考えております。
③青少年健全育成
次代を担う青少年が、野球を通じて心身を鍛錬し豊かな人間性や社会性などを学び、活力に満ちた一人の人間として成長することが目的であります。そのためには、御家庭、学校、地域、関係機関が一丸となって取り組んでいくことが必要だと考えております。