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マリンリーグ

千葉ファルコンズ 対 キメラーズ

大会名:マリンリーグ
◇リーグ戦 (長沼企業グラウンド)(2020/10/25)
1 2 3 4 5 6 7 合計
千葉ファルコンズ 0 0 3 0 2 0 3 8
キメラーズ 1 6 1 0 0 0 0 8
キメラーズに長沼企業グラウンドに招かれ行う、マリンリーグ最終戦。試合開始前「勝ってマリンリーグ最終戦を締めよう。スタメンに選ばれた人は、選ばれなかった人に恥ずかしくないプレーを見せること。」と監督から激が飛ぶ。
ファルコンズの先発は松浦。初回、立ち上がりに3連打で1点を奪われた。その後、1死満塁とピンチを背負うが三振とサードゴロに切って取り、最少失点で1回を乗り切った。
しかしながら、2回も無死から四球と死球でピンチを背負い、10番打者のレフトオーバーの2塁打で2点を追加される。3番打者の犠牲フライで追加点。さらに、2塁打、内野失策、単打でこの回6点を奪われた。序盤にかなり絶望的な7点を奪われ、沈むファルコンズベンチ。
ファルコンズの反撃は3回。無死2,3塁の好機に隼也が左中間に落とす。左翼手が打球を逸らす間に、池田と松浦が生還。2塁まで到達していた隼也ががら空きの3塁を狙う。中継からの3塁への送球が逸れ、隼也がなんちゃってランニングホームランで一挙に3点を奪い返した。いっきに点差が縮み、元気を取り戻すファルコンズベンチ。
5回に川名と小仲井の連続2塁打で1点を奪う。さらに、2死後に関口のレフト線への2塁打で小仲井が還り、この回2点目を奪った。
3点差を追いかける最終回、1死2,3塁の好機を作り、関口の放った打球は三遊間への当たり。3塁手が横っ飛びで捕球を試みるがグラブに当てるまでにとどまり、3塁走者の隼也が還る。亮太の放った打球はボテボテの3塁ゴロ。3塁手が1塁への送球と同時に、3塁走者の前田が本塁突入。慌てた1塁手が本塁へ悪送球。ボールがネットに絡みボールデッド。3塁へ到達していた関口が同点の本塁を踏んだ。
3回から登板していた渉は3回に2本の安打で失点していたが、4回は三者凡退。5,6回は走者を許すものの川名が2盗を封殺、ピンチを退ける。7回も失策と四球で2死1,2塁とサヨナラのピンチを背負うが、最後の打者を1塁ゴロに仕留めた。
絶望的な7点差を追いついた、このマリンリーグ最終戦の引き分けは勝ちに等しい。
MVPは3打点2得点1盗塁の隼也。相手失策を誘う懸命な走塁はファルコンズベンチに「まだまだこの試合わからんぞ」と元気を与えた。
2安打2打点1得点1盗塁の関口。2つの2盗を刺す活躍1安打1得点の川名。途中出場ながら1安打1打点1得点の小仲井。3~7回を1失点の好投の渉。上記の4人を優秀選手に選びます。
MIPは上に何度も書いているが、2盗を刺すのは容易ではない。6回、2死ながら1塁にはキメラーズの俊足の背番号14番。渉もクイック投球でサポートしたとはいえ、俊足14番の盗塁を捕手川名が刺し、同点となる最終回への流れを守備から作った。捕球から送球までのスピードはチーム最速のコンマ95秒。
もうひとつのMIPは、7回1死2,3塁の場面で亮太のサードゴロ。3塁にとどまっていても、誰にも責められない場面だったが、3塁手の1塁への送球と同時に前田が鬼の形相で本塁へ突入した。同点にしたい!得点を奪いたい!という「熱い気持ち」があふれるプレーに心が震えた。
選手試合成績一覧
選手名 ポジション 打数 打点 三振 死球 四球 犠打 犠飛 盗塁
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