千葉ファルコンズ --

大会名：マリンリーグ

◇リーグ戦 (みつわ台公園）(2021/04/18)

湾岸ベイスターズをみつわ台に招いて行うマリンリーグ公式戦第6回戦。リーグ戦3連敗から2連勝と勢いづいてきたので、その勢いのまま行きたいところだ。
ファルコンズの先発は武井。先頭打者に四球を与えてしまう。2番打者の打球は高く上がった内野フライ。捕手奥村や三塁手藤田が「ショート」と叫ぶ。遊撃藤谷が追うが、上空には強風が舞っていた。風に押し戻された打球はサード藤田の付近に落ちる。不運なヒットで無死1,2塁とピンチが広がる。3番打者を2ボール2ストライクと追い込み、捕手奥村が要求したボールはひざ元を狙うインコース低めへの真っすぐ。武井の右腕から投じられた5球目がスーっと真ん中に入ってくる。3番打者がその投球を逃さず、右翼スタンドに運んだ。スリーランで3点を先制された。
不運な安打と1球の失投で3点を奪われた武井だったが、その3番打者以降は、2つの失策で走者を許したのみで、5回まで7奪三振のノーヒットノーランで湾岸ベイスターズを抑え込む。6回から一志をリリーフに上げる。その一志も変わりっぱなに安打を放たれ走者を許したが、その後の6人を2奪三振でパーフェクトに抑え込む。
守備から作った流れを生かすことができず、ファルコンズ打線は湾岸ベイスターズの好投手に抑え込まれる。5回に藤田が安打で出塁し、3塁まで迫ったが無得点。最終回に一志のソロ本塁打で一矢を報いたが、追いつくことができなかった。
繰り返すが、先発の武井は初回の3人以外は湾岸ベイスターズ打線をほぼパーフェクトで抑え込んだ。奥村のキャッチングも冴え、際どいボールをストライクにしていく。たった1球、3番打者に投じたたった1球の失投に泣いた。
優秀選手はソロ本塁打を放った一志を選びます。武井の快投は次回の活躍に加算します。
MIPは先にも書いた奥村のキャッチング（フレーミング）。キャッチングでボールをストライクにできるのは、1試合で1～2球あればいい方。今日は7～8球をストライクにした。もちろん、奥村のリードに応えた武井と一志の低めへの制球力があったからこそだが、親指の突き指を恐れず、ミットを下から押し上げた。

選手試合成績一覧