■成長を妨げる言動、行動
「人と比較する」これは相手に左右される事であり、自分に矢印が向きません。
①「○○君はあんなに頑張っているのに、あなたは頑張っていない。」 人のためにしているのではないので、人と比較するものではないでしょう。 周りの声や評価を気にしすぎると、周りを意識しすぎてしまいます。
②逆に「○○君よりうちの子の方が上手なのに、監督は使ってくれない、 ひいきしている。」聞いていないようでちゃんと彼らは聞いています。 指導者との信頼関係も薄らぎ、悪循環です。
③「やる気があるのならもっと声を出せ!アピールしろ!」 やる気はみんなあります。楽しければ声も出ます。先ずはやる気が出る、 元気が出る環境を大人が作ること。アピールもしたいと思っていますが、 自信がなければアピールは出来ません。それには個人差がありますので、 言葉で伝えて直ぐに出来るものではありません。
④「今度の試合は強豪の○○チームだから、気合い入れていけよ!」 「今度の大会に勝つと全国大会だから、今週はいるもよりしっかり練習しろ!」 いつも相手がどうだから、自分がこうなるではなく、 日常の練習の成果を「試し合う」のが文字通り「試合」だと言っています。 なので、上手くなりたい、良いプレーをしたい、勝ちたい、と思うのなら、 野球の練習だけでなく、日常生活を大事にしなければ、 急に良い結果は出ないよとも指導しています。 他人や他のチームと比較する時点で、意識している証拠ですので。 大事なのは自分です。
⑤「お父さん(お母さん)は、これだけあなたのためにやっているのだから、 あなたももっと努力しなさい!」見返りを求めることはこの世の中多いですが、 子供は言葉には出さないまでも、ちゃんと観ているし、考えています。 大人が黙って、背中を見せることが重要ではないでしょうか?