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教育リーグでは全員最高のパフォーマンス!

2021.12.05

暖かい冬日差しに囲まれて、全12チームが3ブロックに分かれて、ブロック優勝を競う大会です。
昨年は白ボールでスネークスさんと合同で見事優勝してからもう1年経つのかと思うとコロナ禍の2021年も早い1年でした。
今回出場する青ボールの部は勝ち負けより、試合経験の少ない学童に試合やルール、技術を教えながら試合をする事がメインです。当大会は通常3年生以下の低学年限定ですが、急遽4年生まで参加枠を拡大しての開催でした。
我々が参加する[Cブロック]は当日、現地で参加チームが増えて4チームで競う事になりました。
 
正直、入団間もないフェニックス選手・学童がコロナ禍で満足な練習も時間も確保出来ない中で、前日練習を見ていてもまだまだ厳しいかな、と思っていましたが、フェニックス4年生以下の選手全員が各自が出来る打つ、走る、守るにおいて、多くの人に注目されているめちゃめちゃ緊張している中での想定以上の最高のレベルで、普段の練習以上の成果を出し切った充実した大会を怪我なく終わる事が出来ました。緊張や不安の中で、打つ、守る、走るは、大人でも中々出来ない事です。そして、選手自身がその時点で持ちうる最高のパフォーマンスを出力するの為には、それに不必要な「緊張や不安」の排除を手伝うのが指導者の役割。選手・学童は、勝ち負けや点数に一喜一憂していましたが、それは当日急造チームなので二の次、三の次。普段練習している技術やプレー、精神がきちんと発揮できるかどうかの確認の場。
 
特に、今回の戦友だったシールスさんやベアーズさんのプレーにもフェニックス低学年選手が自分以外のプレーに注視し、応援や拍手をしている姿と笑顔は、一番の収穫。試合では味方・相手のプレーや失敗をけなしたり、責めたり、野次しない。低学年選手の一番出来ない事で、指導者や保護者が一番教えなければならない事。失敗しようが負けようが本能的なくやしさを内包・保持しながらも、各自の理性で体現や愚痴に出さないように自ら制御し、次をポジティブなエネルギーに変え、それをチームに波及出来るかどうか。さらに一体感が自然波及的に出来るかどうか。これが新生フェニックスの目指す良い選手に絶対必要条件で、本当の強いチームになる為の最も不可欠な条件です。これらは中々、学校生活や家庭生活では享受出来ない、かけがえのない尊い時間です。
そういう意味で半日でしたが、収穫の多い理想的な形でコロナ禍の2021年の公式戦を締める事が出来て、来年2022年に期待が膨らむ1日でした。

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