ここでは、一般的な質問(所属リーグ、規格に関するもの)、体験入部時、入団手続時に
保護者の皆様からよく聞かれる質問についてまとめております。
体験入部、正式入部の前に少しでも疑問が解消できれば幸いです。
日本少年野球連盟 (愛称:ボーイズリーグ)のスタートは1970年。最初はわずか28チームという一握りの小さな集団でしたが、 いまでは北から南まで41支部、小・中学生の部併せて約718チームの大きな組織に発展しました。 2013年1月内閣府より公益財団法人の認定を受け、正式名称が公益財団法人日本少年野球連盟に変わりました。 これは永年の頑張りが評価されたもので、当連盟では2013年を再出発の年と位置付け、さらなる飛躍を目指しています。 ボーイズリーグは、創立以来野球を愛好する少年たちに正しい野球のあり方を指導し、野球を通じて次代を担う少年の健全育成を図る」ことを目的に掲げ、 活発な活動を展開しています。そしてその活動内容は毎年、春と夏に全国大会を開催する他、 世界少年野球大会、日中、日韓親善試合などの海外交流にも力を入れており各ブロックでの地区大会は年間230大会にも及んでいます。
参考情報
ボーイズリーグ出身プロ野球選手(日本少年野球連盟HPに移動)
硬式野球と軟式野球の一番の違いが 「ボール」です。(言うまでもないですが。。。)
ただ、改めて数値で見ると以下のような明らかな違いがあります。
やはり、硬く、大きく、重いということは以下のデータからもはっきりわかります。
| 硬球 | 軟球(J球) | 軟球(M球) |
使用区分 | 小学生~プロ | 小学生 | 中学生 ~ 一般 |
直径 | 72.93~74.84mm | 69±0.5mm | 72±0.5mm |
重さ | 141.7~148.8g | 129±1.8g | 138±1.8g |
反発高※2 | 48~55cm | 70±10cm | 80±10cm |
表)硬球、軟球の違い ※1
特に、ご注目頂きたいのが「反発高」です。軟球と比べると圧倒的に跳ねません。
このボールの反発高がすなわちバウンドの高さをを意味しており、特に内野手においては
軟式球のバウンドの高さゆえに腰高になりがちであること、球の早さゆえに間の取り方が
異なり、そういった差が硬式野球出身者との間にできてしまう、という点があります。
これはバッティングにおいても同様で、飛んでくるボールにバットを当てた際の
ボールの変形量が大きく異なるため、軟式に関してはボールの中心を捉えて打つ
打ち方が一般的に言われていますが、硬式野球では中心より下をたたくことで
ボールにバックスピンをかけるような打ち方をします。
投球においては指先の使い方によってはボールが変化したりするため
最初のうちはストレートを投げるのも大変と言われます。
相模ボーイズ小学部では、6年生の選手に全員投手をさせています。
もちろん、怪我等で投げられない選手に無理に投げさせたりはしません。
また、守備とバッティングに関しては、中学硬式野球を視野に入れ、徹底的に
練習を行っております。小学生のうちから中学を見据えた野球の練習ができるのが
私たち、相模ボーイズ小学部の魅力であると考えます。
※1:size.com 参照(https://www.sizekensaku.com/sports/baseball_ball.html)
※2:反発高は150cmの高さからボールを大理石に落とした時の跳ね上がりの高さ
ボーイズリーグは日本発祥の少年硬式野球として日本の小学生が置かれた環境に則しています。対してリトルリーグは世界規模の組織ですので世界基準でルールが決まっています。 例えば学年の切り替わりがボーイズリーグ・学童野球は4月、リトルリーグは9月である点が代表的です。 また、リトルリーグに対してボーイズリーグ・学童野球は投本間、塁間が長めに設定されていたり、 投手は変化球使用が禁止されていて直球の球威、コントロールといった部分が勝負となります。これらは野球の土台となる基本の動きをマスターするのに適しています。 日本野球の武器であるプレーの緻密さはこういった環境で育っています。
| ボーイズリーグ | リトルリーグ | 学童軟式 | 一般野球 |
塁間 | 22.86m | 18.29m | 23.00m | 27.43m |
投本間 | 15.37m | 14.02m | 16.00m | 18.44m |
変化球 | なし | あり | なし | あり |
投手の制限 | 投球数制限※ | 投球数制限 | 投球数制限 | - |
牽制球 | あり | なし | あり | あり |
走者のリード | あり | なし | あり | あり |
準拠規則 | 公認野球規則 | リトルリーグ規則 | 公認野球規則 | 公認野球規則 |
表)ボーイズ、リトル、軟式野球の違い
※ 令和3年、連盟より投手投球数の運用細則が出ました。
なぜ、相模ボーイズ小学部をすすめるのか、
小学生から硬式野球をやる必要があるのか、という点を前の質問で答えていますが
それとは異なる観点で紹介をさせて頂きます。
おすすめポイント①
中学部が併設されており、間近で中学野球を感じることが出来る
2面のグランドの一方では中学部がオープン戦や練習を行っており、常時それを見ることができます。
中学部からは毎年のように甲子園常連校へ進学する選手がおり、またプロ野球・社会人で活躍する
OBや野球強豪高校の関係者の来訪もあるので自然とそのような上のステージで野球をすることを
意識できる環境下にあります。
おすすめポイント②
長い歴史の中で作られた「野球をうまくなることを楽しむ」チームの雰囲気がある。
上記の環境もあり、チームの風土として向上心を持って取り組むことを楽しむ雰囲気があります。
一見楽しそうではない地味な基本の繰り返しや、体力的にきついハードな練習も楽しんで
取り組むことができます。
小学部の練習も決して楽ではありません。冬の練習は特に厳しいです。
それでも練習が終わると、親が帰るぞと声をかけても気にせず自主練を始めます。
それこそ周りが暗くなると、持参したLED照明を使って練習するくらいです。
これは、歴代の小学部の選手たちが醸成した文化、空気だと私たちは思っております
参考までに相模ボーイズ小学部の練習内容の一例を記載します。
公式戦が近くなると、より実践的な練習が増えてきます。
また、冬季になるとキャッチボールの前に長距離のランニングがはいったり、
練習の最後にサーキットトレーニングが入ってきます。。。
グランド内のランニング、体操やストレッチをやります。
コーディネーショントレーニングは神経系に視点を置いたトレーニングです。
ラダー、ミニハードル、マーカーコーンを使ってさまざまなトレーニングを
行ったり、マーカーの上にボールを載せて先にラインを作ることを競うゲーム、
ズボンにタオルを挟んでチームごとでタオルを取り合うゲーム、狭い空間での
鬼ごっこ、単管で平均台を作りビームトレーニングをやる等。。。
キッズコーディネーショントレーナーの資格を持つ指導者ならではの様々な
コーディネーショントレーニングを練習に取り入れております。
これも通常のキャッチボールからゴロ捕球、ショートバウンドキャッチ
塁間、遠投、素早く握り替えを行い、速いテンポで行うキャッチボール等、
さまざまなケースの練習をします。
他にも、中継プレーを意識した縦列でのリレー式キャッチボール、
各塁についてのボール回し(時計回り、逆回り、ファンブル)も行います。
キャッチボールの流れからやります。交互に2回ずつ、投手が投げた球を
軽くワンバウンド、もしくはライナーで打ち返し、投手がそれを捕球します。
打者はバットコントロールを意識し、コンタクト力の向上を、
投手はスローイングと投球後からの素早い守備への移行を心がけます。
最近は連続で成功しない場合は1回目からやり直し等、学年や成長度合に
あわせてレベルを上げています。
フォーム確認のため、手で転がすところからスタートすることもあります。
午前の練習のメインです。給水を途中で挟みながら徹底的にやります。
内野、外野と順にやったり、内野、外野両方を配置し、誰が捕球するのか
声を出して確認をしたのち捕球をするノック、ランナーを配置した状態で
アウトの優先順位を意識しながら行うノック、これは時にランダウンプレーも
発生する実践的な練習となります。
午後の一発目の練習となることが多いです。これも硬式野球をやる上で
必要な下半身の使い方を確認するものや、ボールをとらえる位置を確認する
ための両面打ち、これらをやった上で飛距離を確認するロングティーなど
様々なティーを行います。特にロングティーは人気のメニューです。
守備とバッティングを順番で分けて行います。監督をはじめコーチが
投手をするケース、選手が投手をするケースがあります。
実戦を想定した練習になりますので、守備、打撃におきましても
選手の気合の入り方が違います。
入念にストレッチや体操をやります。怪我の予防、防止を視野に入れ
しっかりと選手たち主導で行っています。
このあたりで、「こんなに練習内容を詳細にしゃべっても大丈夫なの?」と思う方も
いらっしゃるかもしれませんが、私たちはこれが中学、高校、大学、プロへと進む上での
基礎であると考えています。強いチームはこのあたりのことは当然やっているはずですし、
私たちもこのような練習が普通に、滞りなく行えることを目指しています。
もし、現在所属されているチームで行われている練習と比較をして、圧倒的に足りないと
感じた方、練習内容に興味があると思われた方、見学、体験は大歓迎ですのでお気軽に
お越しください!
お子様に硬式野球を始めさせようと思われている方には共通の悩みかと思います。正直ケガの可能性はないわけではありません。 学童野球と比べボールが硬く、重く、大きい分肘・肩には負担がかかります。 ですので当チームでは基本の投げ方、打ち方、捕り方に重点を置いています。小学生のこの時期に正しいフォームを身につけておかなければ 将来硬式に転向したときにケガにつながります。 早くから硬式ボールに触れることで投げる、打つ、捕るといった動作をきちんと学ぶことができます。
保護者の方によく聞かれる質問があります。そうです。。。。
「母のお茶当番はありますか?」
相模ボーイズ小学部では「母のお茶当番」があります。
当番の仕事内容は学童軟式野球のチームとそう大差ない内容です。硬式野球だから学童より
厳しいんじゃ。。。と思われるかもしれませんがそんなことはないです。
また、お茶当番というよりはグランドで選手が怪我をしたり、具合を悪くした際の見守りが
メインの仕事となっています。当チームでは必要な役割であると認識しています。
また、これは監督の言葉であり、思いでもありますが、
選手、つまり自身の子供の一番のファンであり、身近なコーチは保護者である。
親が子の成長を願うその熱量が、子供を一番成長させる。
と常々保護者に向けて話しています。
子供の成長は速いです。その一瞬を見逃さないためにも是非グランドに足を運んでいただき
その様子をしっかりと目に焼き付けて頂きたい、私たちはそう思っております。